連絡帳を断捨離した話 いつか後悔する日はくるのか?
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「私友達いないから」
そう言っている人たちの中に、全く友達がいない人って、なん%いるのでしょうか?
前々から気になっていたことがあります。
「いない」と言っているにも関わらず、「昨日友人と食事に行って~」なんてブログの更新をしている人を時々見かけるのです。
私が言っている「いない」は「0人」のことです。
一人でもいれば、それは「友達がいない」と言ってはいけません。
そのたった一人のお友達に、とても失礼なことです。
私には友達がいません。
自慢できることではありませんが、正真正銘の0人です。
今までちょくちょく働きに出ておりましたが、まったく長続きがしなくて、アルバイトも含めると転職回数は数えきれません。
そしてどこに行っても言われる言葉があります。
「ちょきさんはいつも楽しそうだねぇ。友達多いでしょ?」
いませんよ、と言っても大抵のひとは信じてくれません。
上記の言葉に、嫌味や皮肉は感じられず、しみじみ言っているのが伝わってくるので、悪い意味にはとらえないことにしています。
「ちょきさんはいつも辛そうだねぇ。友達少ないでしょ?」
って言われるよりはずっといいでしょ?
どうして、友達が多そうに見えるのか、答えは簡単です。
自分で言うのもなんですが、私はとても人当たりがよく、聞き上手だからです。
だって、そのように意識して行動してますから。
ここで、人に好かれるためのポイントをひとつ。
自分の話はしない、常に相手の話を最優先に聞く!
これ、ほんと大事ですよ。
しかしそのおかげで、パートを辞めるとき、とても大変な思いをしましたが・・。
店長さん(少し年下の同性)がなかなか首を縦にふってくれず、辞める話をしてから1年ぐらいは引っ張られてしまったのです。
その辞めさせたくない理由が
「ちょきさんが辞めたら、この先誰が私の愚痴を聞いてくれるの?!お願いだから1週間に1日だけでもいいから続けて!なんならもう午前中だけでもいい!来たい日だけでいいよ!仕事がそんなにしんどいなら、私の愚痴を聞きにくるだけでもいいから!」
と、いったものでした。
そこまで言ってもらえるなんて・・ありがたいやらありがたくないやら。
聞いてくれるだけでいいから、というのもなんかちょっと失礼な話ですよね。
勤務中ならいいですけど、時間外なら手当てが欲しいぐらいです。
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話がそれましたが、友達の話です。
今まで全く友達がいなかったわけではないんです。
さっきも言いましたように、人当たりだけはいいですから、職を転々としながらも、その場その場で「友人」と呼べる存在はおりました。
でも辞めてしまうと、お付き合いしていくのが、どうしても面倒になります。
メールをもらっても、返事は数日後、数週間後と伸びていくばかり。
毎回「返事遅くなってごめん!」ではじまるメール。
そのうち返信するのすら面倒になり、気付けば周りには誰もいませんでした。
当然のことですよね。
でも、不思議と寂しいと思ったことがないんです。
そもそも友達がいなくても困りませんし、自分のペースで自分のやりたいことをやっているほうが楽しいぐらい。
こんなふうに思うのは、人として、どこかに欠陥があるのかもしれません。
先月、長年使っていたガラケーを解約し、SIMフリーのスマホを契約しました。
そして今回はじめて、連絡帳の移行をしませんでした。
どうせもう何年も連絡をとっていない、昔々の友人たちです。
これで「連絡を取らなければ」といった、よくわからない罪悪感や使命感からも解放されたのです。
物理的に連絡手段がなくなってしまえば、そんなこと気にする必要はありませんからね。
消してしまったこと、今でも、まったく後悔はしてませんよ。
むしろ、すっきりしてしまったぐらいです。
ただ、思うんです。
私がこうして平気でいられるのは夫という確かな存在があるからだろうな、と。
しかし、もうお互いにアラフィフです。
一緒にいられるのは、あと10年なのか20年なのか30年なのか・・
夫は私の4つ上ですから、あちらが先に逝ってしまう確率のほうが高いです。
友達をなくし、子宝にも恵まれず、愛犬にも先立たれて、夫まで失った先は・・
なんかもう、孤独死する未来しか浮かんでこないですね。
といっても、将来のことを考えて、今から友達を作っておこう、というのはなんか違う気がします。
そもそも、私には「寂しいから友達が欲しい」という感情がまるで理解できません。
どうせ友達を作るのだったら、寂しさを穴埋めしてくれる相手ではなく、楽しいことを共有できる相手のほうがいいです。
そのほうが人生楽しめるでしょ。
寂しいときだけ、困ったときだけ、連絡をしてくる友達はなんか嫌です。
それを友達って言っていいのかどうかわかりませんけど。
連絡帳を断捨離したらすっきりしたよーって話をするつもりだったのに、なんだかしんみりした話になりましたね。
すみません。
ほんとに、いまのところは、まったく後悔してませんよ。
友達、と呼んでいいのかどうかわかりませんが、こんな私も、12年前にはじめたオンラインゲームで知り合った友人とは、今でもお付き合いが続いています。
音声チャットで声を聞いたことはありますが、顔は知りません。
住んでいる都道府県までは知っていますが、家までは知りません。
ゲームをやめたら絶対に途切れる関係だと思ってたのに、ほとんどゲームをしなくなった今でも、チャットソフトを起動するのが習慣になっています。
ときには挨拶すらせず、一言も発することなくログアウトする日もありますが、たとえ返事がなくてもスルーされても、誰一人として気にもとめません。
パソコンの前にいないのかも、他のことに夢中で気づいてないのかも、でおしまいです。
ほんと、なにも考えなくていいので、めっちゃ気楽なんです。
ものぐさな私にはこういう関係が一番向いているのかもしれませんね。