今まで無くても困らなかったものはこの先なくても困らない
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毎回毎回、実家帰るたびに「これ。なんのために残してるの?」と、疑問に思うナニカが出てきます。
昨日はキッチンの引き出しから使い捨てのビニール手袋が出てきました。
以前、実家でハンバーグを作ったときに、使い捨てのビニール手袋がなくて困った私が「手袋買っておいて」と言っていたので、買っておいてくれたんだ、と思ったものの、全然違いました。
「昔どっかでもらったやつが出てきた」
よく見れば外袋はボロボロです。
さらによく見れば ”お掃除用(食品加工、調理には使わないでください)” との文字が。
「これ使えないやん!掃除用やし!なんでキッチンの引き出しに入れたん?」
「キッチン掃除するとき使うかもしれへんし」
うちの母は基本的になんでも素手です。
母は言います。
「お母さんの手は絶対に汚くない!」
昔の人ってそんなものですよね。
アツアツのおにぎりだって素手でワッシワッシ握ります。
私の親世代のお母ちゃん(若い人から見ればもうお婆ちゃんですが)って、手の皮が分厚く特殊であることは間違いないです。
鍋の取っ手を掴むのだって、ミトンなど必要ありません。
「いままで掃除するとき手袋使ったことあるの?」
「ない」
「じゃあ、いらんやん!」
「いつか使うかもしれへんやろ!」
でた!物を捨てられないひとの根拠のない常套文句!
いつか?いつかっていつ?
このビニール手袋、何年も、下手したら何十年もどっかの引き出しに入ったままだった物でしょ?
それってつまり、なくても困らない物ってことじゃないの?
今まで何度もこのようなやり取りを繰り返してきて、物を捨てられない人っていうのは、そういう性格だと諦めるしかないことも知っています。
特に、物の少ない時代に生まれ育ったうちの母は、捨てる行為そのものに罪悪感があるんでしょうね。
まずはその罪悪感を捨てていただきたいのですが、そうゆうわけにもいきません。
で、結局私が持って帰ってから捨てます。
実家のゴミ箱にそのまま捨ててしまっては、私が帰ったあとに、母が拾ってしまう危険性があるからです。
捨てられないことによって、収納場所が減り、物で溢れかえり、掃除や片づけるのにも手間がかかり、悪循環を生む。
捨てることは決して悪ではない、といつか母にもわかっていただきたいものです。(無理)