「同期のサクラ」じいちゃんのコロッケを再現しようとするも・・
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わたしが毎週楽しみにしていたドラマ、「同期のサクラ」も本日の放送をもって最終回となります。
(同日追記:最終回と思ったら違いました。最終回は来週でした!)
楽しみだけど、今日で終わりだと思ったら、寂しいような残念なような。
ドラマの感想はさておき、ずっとずっと気になっていたのが、作中に登場する「じいちゃんのコロッケ」。
先日、ドラマ終盤にしてようやく、その「じいちゃんのコロッケ」が登場しました。
盛り付けもへったくれもなく、無造作にどかんと積まれただけのじいちゃんのコロッケ。
めちゃくちゃ美味しそう!
ハクション大魔王の大皿に積まれたハンバーグを彷彿とさせます。(実はあれ、もともとはハンバーグではなくてコロッケの設定だったそう)
わたしも食べてみたい!
検索してみたら、ちゃんとレシピがありましたよ。
これはもう、作るしかありません。
じいちゃんのコロッケを再現してみる
材料は思いのほかシンプル。
たったのこれだけ。
じゃがいも 4個(地元のものをご使用ください。)
甘酒(濃縮)大さじ2杯から3杯
塩・こしょう 適量
小麦粉
卵
パン粉
なんと肉なし、玉ねぎなし。
隠し味は甘酒でした。
作り方
- じゃがいもを皮付きのままゆでる。(大きさにより15~30分ぐらい)
- やけどに気をつけながら、ゆでたじゃがいもの皮をむいてつぶす。
- 甘酒を入れ、塩・しょうを振り、味を調整しながら、好みの大きさに成形する。
- 小麦粉⇒卵⇒パン粉にくぐらせ、180℃で揚げる。こんがり焼き色がつくまで。
レシピ通りに作ったらまさかの大失敗!
なにもコロッケを作るのは、はじめてのことではありません。
自分で言うのもなんですが、ちょきさんのコロッケはかなり美味しいです。
だけど今日作りたいのは、ちょきさんのコロッケ、ではなく、じいちゃんのコロッケ。
ここはレシピ通り、忠実に!
まずはじゃがいもを皮付きのまま茹でましょう。
あれれ?
茹ですぎたわけでもないのに、なぜか、皮がむけてボロボロに・・。
15分でこんなになってしまいました。
立ち込める暗雲。
案の定、じゃがいもが水っぽくて整形するのもやっとです。
それっぽい形には仕上がりましたが、掴むのが困難なほどにやわらかく。
1個づつカス揚げに乗せて、そーっと鍋に落とし入れます。(写真をとる余裕すらなし)
大惨事。
タネがやわらかすぎて、形を維持しようとこねくり回したせいでしょうか。
衣が破れていたんでしょうね。
8個中3個が大爆発。
油まみれのドロドロです。
アレンジを加えて再挑戦
前回の失敗を踏まえて、次は蒸してみることに。
電子レンジという手段もありますが、わたしはレンジ調理が下手なんです。
蒸し料理なら、圧力鍋があれば簡単です。
圧がかかったら、3分間加熱するだけ。
大きめだったので3個です。
きれいに蒸しあがりました。
今度は大丈夫そう。
と、思ったら・・やっぱりやわらかい!
この時期のじゃがいもって水分量が多いんでしょうか?
タネを冷蔵庫に入れてしっかり冷やしてから整形しても、扱いにくいのなんのって。
爆発こそ免れたものの、超クリーミーな仕上がりに。
うーん・・。
ポテトコロッケというよりもクリームコロッケ。
味はいいけど、じいちゃんのコロッケは「これじゃない」感がぬぐえません。
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奥の手を使い、再再挑戦
もうこうなったら最終手段、奥の手です。
いつも通りに作る!
いつも通り、とは、粉ふきいもから作る作戦です。
これは、わたしが高校生だったとき、調理実習で教わった方法です。
今までずっとこの方法で作っておりましたが、一度も失敗したことはありません。
これなら確実に、コロッケらしいコロッケになるはずです。
粉ふきいもの作り方
じゃがいもは乱切りにして、水にさらしてから茹でます。
おすすめは無水調理です。
100ccほどのお水をいれて、火にかけます。
蒸気が上がれば、弱火で10分。
無水調理であれば、ザルにあける必要もなく、そのまま水分を飛ばしながら加熱できます。
ちょっと焦げましたが、気にしません。
これでもか!というぐらいまでしっかりと水分を飛ばしましょう。
あとはレシピ通りで。
そして今回はじめて、コロッケが掴めました!
今までのコロッケは、持ち上げることすら困難でしたから。
壊れにくいので、鍋に入れるのも揚げるのも楽々。
ようやく、コロッケらしいコロッケの完成です。
素朴で優しい味わい。
甘酒の甘みがきいていておいしいです。
材料がほぼイモだけなのに食べやすい。
わたしはいつも、コロッケにはオーロラソースをたっぷり、でしたが、このコロッケならなにもいりません。
そのままでも十分に美味しいです。
何個でも食べられる!
おしまいに
結果的には大成功でしたが、もうしばらくコロッケは作りません。
材料にあったこの濃縮甘酒、なんと1パックで380円もします。
開封後の賞味期限が冷蔵保存で1週間ほど。
甘酒が傷んでしまう前に、と考えて、1週間で3回もコロッケを作りました。
1回作ると1日では食べきれなくて、次の日も当然コロッケ。
完食したら追いコロッケ。
つまり、この1週間、毎日コロッケを食べていたわけです。
揚物好き、芋好きなちょきさんもさすがにギブアップ。
完全に燃え尽きてしまいました。
関連記事です。
今回使ってみた調理器具たち。