革バッグや革ジャンは洗濯機で丸洗い!クリーニング代の節約術!
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革製品が汚れたら、みなさんどうされます?
専用のクリーナーで落とせるのは、表面の汚れだけ。
革ジャンやバッグの裏地、内布の部分なんかは、クリーナーでは落とせませんよね。
水で丸ごと洗えたらすっきりするのに・・そんな風に思ったことありませんか?
はい!大丈夫です!
水で丸ごと洗えます!
革は水で濡らしちゃダメなんて誰が言ったんでしょうか。
この方法でお洗濯をすれば、スルメのようにカチカチになった革や、カビだらけになった革だって復活します。
どんな革製品でも洗える?
基本的には、靴でも財布でもバッグでも手袋でも革ジャンでも、特別変わったものでなければなんだって洗えます。
さすがにケリーやらバーキンやらを丸洗いしようって人はおられないでしょうが、型崩れをしたら取り返しがつかないような製品はやめておきましょう。
また、水洗いをする以上、多少の色落ちは避けられません。
濃色から淡色への色移りもよくある話です。
最悪、失敗してもいいぐらいの覚悟で挑戦することをおすすめします。
洗えないもの
- 傷みが激しく、劣化した革
- 爬虫類の革(クロコダイル、パイソン)
20年越しのレザーバックを洗ってみます
わたしが今回洗ってみたのは、捨てる予定だったバッグです。
20年ぐらい前に買って、しばらくはちょいちょい使っておりましたが、だいぶくたびれてきたので、ここ数年はクローゼットの中で眠ったままでした。
写真に撮ると、思いのほかきれいに写ってしまいました。
拡大すると汚れが目立ちます。
洗浄後の比較画像はのちほど。
この汚れ、中まで染み込んでいるらしく、レザークリーナーを使っても落ちませんでした。
とくにキャンバス地の部分。
この部分の汚れは拭いたところで落とせるはずがありません。
しかし諦めるのはまだ早いです。
どうせ使ってないんだし、ダメになったら捨てる覚悟で洗ってみましょう。
シャンプー
リンス又は柔軟剤
レザーオイル(革の達人とかラナパー)
防水スプレー
シャンプー
普段お使いのシャンプーで十分です。
シャンプーの洗浄力を侮ることなかれ。
頑固で落ちにくいとされる、血液や皮脂汚れだっていちころです。
シャンプーには、皮を洗浄するのに、最適な成分が含まれています。
リンス又は柔軟剤
リンスでも柔軟剤でもお好きなほうを。
柔軟剤は香りがきついので、本当はリンスを使いたかったのですが・・。
タイミングの悪いことに、先日断捨離をして使いきってしまいました。
レザーオイル
洗浄することによって抜けた油分は、しっかりと補ってやらなければ、乾燥してパリパリのガサガサになってしまいます。
食用油やハンドクリームでは代用できません。
必ず専用のものを。
こちらはラナパー(ドイツ製)とほぼ同じ成分なのに格安です。
防水スプレー
必須ではありませんが、断然あったほうがいいです。
防水スプレーは水をはじくだけではなく、汚れ防止や色褪せ防止にもなるんですよ。
ホームセンターで買うよりもアマゾンのほうが安いです。
うちでは靴にもガンガン使っています。
革製品の丸洗い方法
❶洗面台に水を張り、全体をしっかり濡らします
お湯ではなく、必ずお水で。
お湯は縮みの原因となります。
中途半端に濡らしてしまうと、汚れがシミのようになることがあるので、最初からしっかりと濡らしてください。
革ジャンなどの大きなものは、洗濯槽を使ってもいいです。
❷シャンプーをつけて、やわらかいスポンジでこすり洗いをします
持ち手の部分や、底部分、気になる個所は念入りに。
お水がこんな色になりました。
汚れだけじゃなく、若干色落ちしてるかも。
まあ、多少は仕方ありません。
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❸シャンプーが残らないよう、しっかりすすぎます
洗濯機を使っておりますが、自動運転は行いません。
水を溜めてから脱水を2回ほど繰り返します。
脱水の際の注意点
- 脱水時間は30秒~1分ぐらい
- 型崩れの気になる製品は、バスタオルにくるんでからネットに入れましょう
❹最後に水を溜めたタイミングで、リンス又は柔軟剤を入れます
❺ 軽く脱水後、タオルでしっかり水分をふき取ります
拭き取る際のタオルは色移りがしてもいいもので。
❻風通しのよい日陰に干します
革製品は熱に弱いので、ドライヤーを当てたり、直射日光に当てたりしてはいけません。
シミや変色の原因にもなります。
かといって、乾燥に時間をかけすぎると、雑菌の繁殖を招く可能性もあります。
生乾きの洗濯物や、分厚い雑巾が臭くなるのはそのせいですね。
注意点
- 室内干しの場合は、扇風機を使うと早く乾きます
- 絶対に洗濯ばさみは使わないでください(跡が残ります!)
❼半乾き状態にまで乾いたら、レザーオイルを薄く塗りこみます
❽完全に乾いたらもう一度レザーオイルを塗りこみます
ひつこいようでも、これをちゃんとやるやらないでは大違いなので、がんばりましょう。
❾表面がべたべたしないよう、柔らかい布でしっかり拭き取ります
こんなときは使い捨てウエスが便利です。
❿防水スプレーで仕上げをします
室外で新聞紙を敷いてから、ムラにならないようしっかり吹きつけましょう。
洗いあがりの比較
では、どれだけ汚れが落ちたのか、同じ部分を撮影したので、比較してみます。
まずは、汚れが気になっていたキャンバス地の部分です。
すっきり落ちています!
これは嬉しい。
お次は角の部分です。
こちらもすっきり落ちてますね。
そして洗浄後の全体画像です。
正面から撮影するよりも、平置きにしたほうが、細部までしっかりと写りこみます。
洗浄前もこのようにして撮影すればよかったですね。
時すでに遅し、です。
それにしても、汚れが落ちただけではなく、くすみがなくなりとても明るくなりました。
色落ちはまったく気にならないレベルです。
カジュアルすぎるデザインなので、処分することも考えていましたが、もう少し使ってみたくなりました。
革製品のクリーニング代
革製品のクリーニング代を調べてみました。
お店によってまちまちなので、あくまでも参考程度にご覧ください。
下記料金に、染み抜きの費用や補修料金は含まれません。
あくまでもクリーニングの費用のみです。
ジャンパー | 6,000~8,000円 |
コート | 8,000~10,000円 |
手袋 | 2,000円~ |
財布(ノーブランド) | 4,000円~ |
財布(ブランド) | 6,000円~ |
バッグ(ノーブランド) | 5,000円~ |
バッグ(ブランド) | 10,000円~ |
クリーニングに出していたら、5,000円もかかるところでした。
オイルや防水スプレーは靴用にそろえていたものなので、今回特別な出費はありません。
すごく得した気分!
革製品の洗い方まとめ
長々と書いてしまいましたが、ようするに
ジャブジャブ洗う→脱水→軽く干す→オイルを塗る→干す→オイルを塗る→防水加工
たったこれだけです。
正しいお洗濯方法さえマスターすれば、失敗することはありませんよ。
もしご自宅に、汚れや臭いの気になる革製品がございましたら、捨てる前に一度、試してみてはいかがでしょうか。
クリーニング代が浮いて、お気に入りの1点が蘇れば一石二鳥です。
関連記事のご紹介です。
革ジャンも実際に洗ってみました。
ウールやダウンも丸洗いできちゃいます。